2018年05月08日

リアディレイラーのシフトワイヤー断線時の現象について〜最新で高価なコンポが良いとは限らない

105中心のコンポに交換した EMONDA SL 君のリアディレイラーのロー側の調整がなかなか決まらなくなり、そうこうしているうちに走行中に突然真ん中あたりのギアからハイ側への変速が出来なくなってしまいました。多分シフトケーブルの断線だろうとは思ったのですが、今までずっと CLARIS・SORA 中心のコンポだったので、このような現象は初めて。

CLARIS・SORA だと、STI レバー外側のケーブルエンド付近か(青丸部分)、
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リアディレイラ付近(黄色部分)で断線が発生してました。
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リアディレイラのロー側の調整が決まらなくなった時は上記のどちらかをチェックすれば良かったのですが、今回は問題なし。

もしかして STI レバー内の問題かディレイラーの問題もあるかと思い、調べようと思ったけど連休中の予定が目白押しで時間が無かったのでショップに修理をお願いしてしまいました。

結果的には STI レバーの内側の赤丸部分で断線してハンドル内でケーブルがほつれていたとのこと。
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105にして触覚じゃなくなったので、ケーブルに応力がかかる箇所が変わって断線時の現象も変わったのね...でもそれってケーブル寿命より見栄えを優先している結果のようにも思う。

ついでにチェーンの伸びも気になってので交換してもらったので、変速フィーリングはバッチリ。プロフェッショナルが調整した効果も大きいんでしょうね。

でも、ケーブルもチェーンも 3500km くらいしか走ってないんですよ。CLARIS・SORA だと両方 5000km くらいはもったんですけど。

DEFY3君はいまだに CLARIS・SORA 中心のフロント3速・リア8速なんて旧世代の遺物コンポで運用しているけど、実はヒルクライム本番以外じゃ機能面・性能面では EMONDA SL + 105 に全く引けを取らない。頑丈でトラブル少なくてメンテナンスにも気を使わない。もちろん、1分1秒を争うヒルクライムレースじゃ絶対 EMONDA SL + 105 で走りますよ。でも、ゆるクライムや超ロング、雨中走行なら DEFY3+CLARIS・SORA だな。僕はヒルクライムレースで結果出したいし(大したタイムじゃないけど)、2台持ち出来る幸せな環境にあるから良いけど、峠のタイムなんて追わないし1台しか持てないって言われたら今の僕でも DEFY を選ぶかも。

エントリーレベルのフレームや低級グレードコンポって安かろう悪かろうじゃないんですよ、それを言いたかった。もちろん、アホみたいな価格で売られているなんちゃってロードじゃなくて信頼出来るメーカーのものに限りますが。

2018年02月19日

人柱報告 : 新アルテグラ RD-R8000 のプーリーを RD-R9100 のものに交換

EMONDA SL 君のコンポは基本 105 (5800系) なんですが、こちらの記事に書いたようにリアディレイラーのみ新アルテグラ(RD-R8000-GS)なんです。
でもって DURA のプーリーはセンタロン機構なるものが搭載されていて変速性能が良いという話を聞いていてもたってもいられず RD-R9100 用のプーリーをポチりました。
私は RD-R8000-GS ですが、SS もプーリーは同じのようです。

アームからのプーリー取り外しは2本のボルトを外すだけなんで簡単に出来ます。
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お値段もお安いものですし、お手軽チューンアップの代表格であることも頷けますね。

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取り外したプーリーは、ついでにチェーンも含めてジャカジャカと洗浄。

R8000 のプーリー。
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左がテンションプーリー(アームの下側についているやつ)で右がガイドプーリー(アームの上側についているやつ)。双方ともに回転方向の指定があることに注意です。

R9100 のプーリー。
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ノギスで測ってみましたが、厚みや大きさは R8000 とほぼ同じ。ベアリングの外径が R8000 より若干大きい。

ここで気付きましたが、R8000 も R9100 もベアリング部分にセンタロン特有のウニウニした動きがないんです。調べたらこの世代はセンタロンじゃなくなったそう。ガーン(泣)。まあベアリングには違いがありそうなので良くはなるだろうと自分を納得させる。

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取り付けてみましたが見栄えは変わらず(当たり前)。

ヒルクライムを含む150kmほどのルートを走ってみましたが全く違いは分かりませんでした(泣)。形状も機構も同じ、違いはベアリングくらいってそりゃ変わらないでしょ。

2017年11月12日

楕円チェーンリング(アブソリュートブラック)の取り付け方法とレビュー

知り合いで楕円チェーンリングにトライする方が増えて気になってたんで試してみました。

信頼するお店のマスターに相談したら、アブソリュートブラックが加工精度が高くて変速ミスが少なくて良いとのこと。アブソリュートブラックはアウターとインナー別売だし、インナーだけなら試しに買っても良いお値段なので、エィっと買ってしまいました。
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暗くて分かりにくくてすみませんが、赤丸のところにノッチがあってここにクランクが来るよう組み付けます。黄丸のボルト穴はボルトの頭用の凹みがあるほうがフレーム側。

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まずは TL-FC16 でクランクシャフトの蓋を外します。大したトルクじゃないので工具はいりません。
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次に左側クランクを固定しているボルトを外します。
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完全にボルトを抜いてから脱落防止用のスリットを外します。
あとはズボッとクランクを抜くだけ。固かったらプラハン等で軽く叩くといいようです。
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なかなか普段は手が入らない場所だしいい機会なんでアチコチ清掃。BB の回りは軽くてまだ大丈夫そう。各所のグリスアップもしときます。

さてさて、チェーンリングを外そうとして気付いたんですが、トルクス(T-30)なんですね。
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L型のトルクスレンチは持ってたけど外すのに結構な力が必要でした。調べたら規定トルクは12-14Nmとのこと。手持ちのトルクスレンチは短かすぎて規定トルクで締め付ける自信ないのでトルクレンチにつけられるビットを買いに走りました。
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クランク左側のボルトも規定トルクは12-14Nm。これも通常のヘキサレンチの感覚からするとかなり強めなのでトルクレンチで締めこみました。
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さてさて、本題の楕円チェーンリングのレビューをば。
今日はシェイクダウンで僕のホームコースの白石峠に自走で行きました。平坦 120km、ヒルクライム 6km、獲得標高合計 1100m くらいなんで初回としては十分でしょう。

  • 平坦路
    なんだか脚を持ち上げる力がいらなくてケイデンスが勝手に上がる。いつもは 95rpm 程度で回すけど、楕円リングは105rpmを楽々と維持出来る。おおー調子いいじゃんコレ。でも心拍とパワーが上がってる程はスピードが乗らない感じもする。50km くらい走ってから突然変調に気づく。えっ太腿終わっちゃってる。要は脚を持ち上げる力が少なくて済む分、踏むペダリングになってしまっている。脚裏の筋肉が使えていない様子。

  • ヒルクライム
    平坦路よりもっとダメダメ。やはり脚裏の筋肉が使えない。ダンシングは明らかにガチャ踏み。何より登るのが全く楽しくない。白石峠1本で登る気失せた。

帰路は非楕円のアウターだけで帰ったけど、ちゃんとパワーがスピードに反映されて生き返った感じ。

お知り合い各氏から、楕円はトルクがある人には向いてるけど僕みたいにケイデンスで稼ぐタイプには向いてないと言われ、オークションサイト出品を決意(泣)。

帰りに購入したお店のマスターに報告したら「1回乗ったくらいじゃ分からない。ペダリングを変えなきゃだから、遅い人は3ケ月くらいかかる。」と言われてショック。大いに心が揺らぐ。3ケ月かかってやっぱり合わないなんて分かったらどうしよう...
結論がまだ無くってすみません、また続報します。

2017.11.13 追記
この記事を書いた後、惨憺たる白石の結果をチェックして愕然。46:56、多分今までで最悪。それなりのパワーは出てるのに、調子いい時は平均85rpmくらいのケイデンスが63rpm。めちゃくちゃ効率悪いってことです。もし楕円リングが合っている可能性があるとしても、こんな状況で峠登るなんて僕にとってはあり得ない。即非楕円に戻しました(弱!)
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2017年11月10日

シマノのクイックリンク SM-CN900-11 のレビューと KMC ミッシングリンクとの比較

DEFY3 は KMC のミッシングリンクをずっと使ってきたんですが、EMONDA SL は今までミッシングリンクなしで運用してきました。
チェーン自体はまだ寿命じゃないのにミッシングリンク付近だけが伸びてしまって変速ミスの要因となる経験があるし、チェーン外さずに洗浄しても十分だと分かってきたので、もうミッシングリンクなんかいらないかな…と思ってました。

でも、楕円チェーンリングに交換した(後程レポート)ので最近店頭にも出回るようになったシマノのクイックリンク SM-CN900-11 をついでに試してみることにしました。

最近はKMCも11速のものは再利用不可と書かれてる。
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シマノのは書いてないけど再利用不可。
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でも、普通に考えて再利用しますよね。少なくとも私は2回や3回は自己責任で使います。もちろん、伸びてしまったら即交換ですが。
だって、工具が必要でかつ再利用不可なんてコネクティングピンに比べた時のアドバンテージがまるで無い。

KMC より回転方向指定は分かりやすく書かれてます。
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KMC は逆付けしてもあまり差が分からなかったけど、シマノは変速ミスを誘発するらしい。

手で引っ張れば固定出来た KMC と違い、工具がないと無理。
TL-CN10って言う \3000 以上する専用工具があるんですが、
そんなの買う気しないのでチェーンフィキサーでテンションかからないようにしながら、ウォーターポンププライヤーで無理やり締め込みました。
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なんとか固定出来たけど、下手すると破損しそう。真似はしないで TL-CN10 買ったほうが良いだろうと思います。

外すのは KMC 用の工具で大丈夫だけど、やはりKMCより固いです。
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ちょっと走ってみましたが、KMC との違いは全く感じません(当たり前)。
シマノは SM-CN79 って言うダメダメなクイックリンクを発売してしまった経験があるそうで、今更ダメなものを再度出してくるわけないと思うんですよね。問題は KMC と同じくリンクのところが伸びてしまう不具合があるかどうかですが、3000km 以上走ってからの評価になりますので、しばらくお待ち下さいね。

2017年08月08日

EMONDA SL 君のコンポをアップグレード

今まで EMONDA SL 君は、DEFY3 君から移植したフロントトリプルでリア8速なんていう、今時エントリーグレードでもあり得ないコンポで頑張ってきました。

なんでそんなコンポに拘ってきたか? それはフロントとリアが等速っていう超乙女なギアじゃないと坂が登れない、自分でも惚れ惚れする程の大貧脚だから(笑)。この記事に書いたように一瞬 フロント30T-リア28Tでも登れるんじゃないかと幻想を抱いたこともあったけど、その後この記事のような激坂では等速じゃないとダメだとつくづく思い知りました。

しかも色々な事情でパーツ交換を繰り返した結果、各種グレードが混在するラビリンス状態。

STIレバーは Claris (ST-2403)。
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ブレーキは Ultegra (BR-6800)。
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クランクは Tiagra (FC-4703)、フロントディレイラーは Claris (FD-2403)。
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リアデレィラーは Sora (RD-R3000-GS)。
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我ながらよくぞこんなに混ぜ混ぜしちゃったもんです(笑)。

バイクの重量はペダルとかボトルケージを含んで8.1kg。105搭載の完成モデル EMONDA SL5 に引けを取らない重量なので、コンポのグレードにしてはソコソコ軽い。
でもさらにコンポをアップグレードしてフロントをダブルにしたらもしかして7kg台前半?そりゃあやりたくなりますわ。ヒルクライムにとって軽さは正義ですから。
でも前後等速を純正パーツで組めるシマノの最上位グレードは Tiagra。でも今更大枚叩いて10速化なんてあり得ない…
スギノはフロントダブルで46-30Tなんて変態クランクあるんですが、えらく高いしフレームによっては取り付け出来ないらしい。オークションサイトで10速時代の OX-801D ってやつを安く落として保有してますが、「11速でも使えるらしい」っていう情報があるもののリスクは高い。

で、そこに新アルテグラがいきなり34T対応のリアデレィラー(RD-R8000-GS)出してきたわけです。これには飛びつくしかありません。

ちなみに11-34Tのスプロケは CS-HG800-11 って言って R8000 外の扱いらしい。変なの。

リアデレィラーとスプロケは決定として、他のコンポはどうする?については、パワーコープのマスターに相談。「アルテグラか105か悩んでるんですよ」に対して、「105で十分」と即答が。まあ僕の技量を知っての上での判断でしょうが、単なる物売りに走らないマスターの姿勢にはいつも感服。いつまでもマスターについて行っちゃいますよーって思っちゃう。

コンポのアップグレードは全部自分でやれる自信あるんですが、今後面倒を見て貰える利点を考えると一発目はプロの技を拝見ということで作業は全てお任せしました。
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じゃじゃ〜ん、出来上がりです。
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まずは一番気になる重量を計測。7.55kg。惜しい ! 7kg台前半に50g届かなかった。でも、550g の軽量化は大きい、持ちあげるとはっきり分かるレベル。

STIレバーは105(ST-5800)。
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今回、最も良くなったと感じたのはこのレバー。
頭の部分が小さくなって手が小さい僕でも握りやすくなったし、ブラケットポジションでブレーキを握る時のレバーの形状が良くなって力が入りやすくなった。
Clarisは握り幅はスペーサで調整するタイプだったので数段階しか調整できなかったのが、105は下の写真のようにボルトで無段階に調整出来るし調整幅も広くなっている感じがする。
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握力のない僕は Claris レバーでは下ハンでないとブレーキングが怖くて坂が下りれなかったけど、105レバーだとブラケットでも不安なく坂が下りれるようになった。

ブレーキキャリパーは交換せず(BR-6800)。
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クランクは 105(FC-5800)、フロントディレイラは新105(FD-5801)。
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最近出回り始めた FD-5801 は FD-5800 と違い、ケーブルアジャスターが内蔵されてアウターワイヤー途中のアジャスターが必要なくなり、「トグル機構」なるもので変速が楽になったらしい。アジャスターのほうは理屈的に分かりやすいけど、「トグル機構」のほうの恩恵は僕の場合トリプルからダブルに替えた恩恵(フロント変速の煩わしさや不安がかなり解消)のほうが大きくてよく分かりません。

前述のように、リアディレイラーは RD-R8000-GS、スプロケは CS-HG800-11。
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34T のデカさとディレイラアームの長さは、見た目「これぞ最高に乙女なギア」的で感動モノ(笑)。
Claris と Sora の混在コンポと比べるのは酷だけど、変速ショックの少なさはまさに別次元。でも 30T⇒34T やアームの長さが災いしたのか、変速スピードは案外まったりした印象。乙女ギアの難点なんでしょうね。

肝心の実走結果は... 実はこちらの記事に書いた赤城ヒルクライム試走はコンポ交換後の初走行だったんです。
トリプルは最適なフロントギアの選択に神経を使うし、変速のリスク(うまくやらないとチェーン落ちする)があったけど、それが無くなったことは大きな利点。でも暑すぎてタイム出せなかったし、総合的に見てどうかはまだ実感湧きません。もう少し色々な状況で走ってからレポートしたいと思います。
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