2010年12月11日

相対性理論とか霧箱とか

モッパーです。

某所に2週間程度出張して帰ってきましたが、N はロボットには全く手をつけてなくって残念な状況です。代わりに CP 対称性の破れとか 報道されている500 年後にぶつかるはずのブラックホールの根拠とか、反物質とは何かとか、工学系の知識しかない私には答えられないことを聞き倒されて困ってます。どうやらそちら系に興味が移ったようです。まずは霧箱作って宇宙線の現象を目で見てもらうとこから始めようと思いますが、フレミングの法則すら理解出来てない息子にどうやって量子力学やクォークの説明が出来るんだろうか(???) 私も理解できてないのに。




N は 知らないうちに「数学物語」(矢野健一郎)をオジイサマに買ってもらって読破していて、分からない方程式については矢継ぎ早に聞かれてタジタジです。ヤノケンって受験対策で参考書を色々読んだ記憶がありますが、今はこのような世代が読むもんなんですね。ともかく、理系オジイサマが与える本のタイミングがあまりに的確で驚いてます。

原子/元素の構造についても本を買う前に wikipedia で基本知識仕入れていて、文系の私には答えられないことばっかり聞いてきます。なんで陽子の周りに電子が回っているなんて分かったんだとか、実はそれは間違っていても不思議じゃないのではないかとか... 相対性理論についても「分かる時空」/Newton を与えたら、ほぼ完全に理解してしまったようで、聞かれることは分からないことばかりです。最後には「いいよ、自分で web で調べるから」と言われてしまいました。
たかだか二週間の出来事ですが、こんなに爆発的に知識吸収の対象が拡大する瞬間があるんですね、人って。私の場合は電子回路とかコンピュータアーキテクチャーやらコンピュータ言語がそのトリガだったので、何時その時が来るかと思いロボットをやらせていましたが、彼はちょっと違う方向で的を見つけたようです。もちろん、ロボットで長年かけた経験してきた、理論をベースとして地道に仮説と検証を繰り返す作業が無ければ彼はここにたどり着かなかったんだろうと、親として勝手な満足を感じていますが、子供が遠くに行く瞬間に付き合っていることは間違いありません。

N の疑問については、私も勉強しないと分からないことばかりなので、しばらくは N に2人3脚で付き合ってもらえるようこちらも頑張りたいと思います。今後このブログの方向も変わっていくかも知れません。

posted by モッパー at 22:52 | Comment(1) | TrackBack(0) | モッパーの日記
この記事へのコメント
モッパー様

親子の会話いいですね
内容はおいといて(^^)

興味を持つと吸収力はすごいですね
現状維持をすることばかり考える大人はその時点でダメなのでしょうね

新しいことに興味持ってどんどん食いつかないと

当方の愚息も明らかにRCJから外れたところに主眼が言っています。どうもアニメーション作製に興味があるらしくとあるサイトにUPをしているらしく、今日の順位はどうだとかのたまっています。

既についていけてませんが、何とかこちらも話の内容を理解できるように情報収集しておかないと。
Posted by union12の父 at 2010年12月13日 12:21
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