リムブレーキタイプの NOVATEC SPRINT と JETFLY を愛用しています。
マイナーなホイールなので、分解やグリスアップについての情報がネット上には著しく少ないのでその手順をアップしておきます。
まぁ安物軽量ホイールの類ではあるんですが、とにかく軽さという意味ではコスパは非常に高いのでヒルクライムに用途を限ると良いホイールではあると僕は思います。耐久性に問題があるという話もネットにあったりもしますが、一組目のSPRINT は 30000km以上ノントラブルで現役、振れすら出ていないので、私は全く問題を感じていないです。
シールドベアリングなので基本的にはメンテナンスフリーなのですが、購入時点ではベアリングの外には全くグリスが塗られていなくて不安なので購入してすぐにグリスを盛っています。この記事は最近シェイクダウンした二組めの SPRINT の例ですが、一組めの SPRINT は同じ手順で10000km毎くらいで汚れたグリスの清掃と塗り直しをやってきました。
まずは両側に5mmのアーレンキーを入れて緩めます。正ネジ方向です。
左右どちら側が緩むかはモデルや個体により違うよう。
この場合はフリー側が外れました。
次は外れた側に現れた穴に適合するアーレンキーを差し込んで回します。
このアーレンキーのサイズも機種や個体により異なるようです。サイズがトルクレンチのソケットしかないものだったのでトルクレンチで回してますがトルクレンチである必要はありません。これも正ネジ方向。
購入時点はこのようにシールドベアリングの外側には一切グリスは塗られてません。
恐らくそのままで問題無いんでしょうが、これでは不安なのでたっぷり塗ります。
これは新品なのでやりませんが、回転にゴリゴリ感がある等ベアリング内部に不安があるならばここで針でシールドを剥がして内部をグリスアップすることになります。そのやり方はシールドベアリング一般で共通なので検索するとすぐに出てきます。本来はさらにシールドベアリングを外してメンテしたいところですが、圧入されているようなので専用工具が必要となり私には手を出せない領域です。
フリー側にもたっぷり塗ります。
新品でラチェット部分に塗られていないのはまずいような気がするんですが...塗るとラチェット音がめちゃくちゃ静かになります。
フリーを取り付けてスプロケ側もグリスアップ。
WH-6800 も持っていて DEFY3 に履いてますが、シマノはカップアンドコーンなのでグリスアップと玉押しは面倒。その反面全部自分で出来て安心なのは良い点。手が出せない部分があるけどメンテナンスが楽なシールドベアリングとの比較はどっちもどっちという感じがします。