こちらの記事に書いたように、EMONDA SL 君と DEFY3 君のホイールの組み替えをした結果、DEFY3 君に履いていた WH-6800 が余ったわけです。何に使おうかな…と考えた結果答えはすぐに出た。そうだグラベル仕様のタイヤを履かせてやろうと。2019年は「グラベル元年」と呼ばれたそうで、僕の周りにもチャレンジする人達が増えてきた。僕は流行り物には目がないのでやらずにはいられない。
DEFY3 君はまさにそんな用途にぴったりのバイク。フレームは 28C を飲み込むポテンシャルがあるしダボ穴もある。
でもブレーキを BR-6800 に換えてあるので、25C までしか入らないのがネック。BR-R8000 は 28C まで入るらしいけど、そのためだけにわざわざブレーキを換えるのもちょっとねって感じなので 25C で良さげなタイヤをリサーチ。
調べた範囲だとグラベルキング(Gravel King) SK 26C が最もオフロード向きのタイヤっぽいのでポチッ。
26C だけどサイズは 25C とほぼ同じらしい。
このタイヤ、嵌めるのに滅茶苦茶苦労した。固くてビード上げるのも大変だし、少しでもチューブ噛んでしまったら確実にバーストする。2本バーストさせてやっとコツを掴めた。要は基本に忠実に、少し空気を入れた状態でタイヤの中にチューブを完全に納めることがポイント。
実測するのを忘れたのでカタログスペックでの比較になるけど、GP4000S2 23C が 207g に対してグラベルキングSK は 270g。これくらいの差なら許せそう。
確かにクリアランスはギリって感じ。
MTB 用 SPD シューズとペダルをとっといて良かった。
昨日シェイクダウンして走ってみたのでレビュー。
まず意外だったのは舗装路でよく走ること。漕ぎ出しはさすがに少し重く感じるけど、巡航速度に乗せてしまえばスリックタイヤとあんまり変わらない。30km/h 以上になると突然性格が変わって負荷が大きくなるけど、28km/h ならほとんど変わらないと言っていい。僕のいつものルートくらいなら同じ時間と負荷で走り切れると思う。もちろん、白石TTする気にはならないけど。コーナーリングにはかなりクセがある。車で言うと切り込みはアンダーステアなのにカーブ途中で突然オーバーステアになる感じ?もう少し慣れないと峠の下りは怖くて無理。
このショルダー部の構造を見たらコーナーリングのクセも理解できるはず。
荒れた舗装路面やハスに段差乗り越える時の安心感は素晴らしい。最強のジテツータイヤって書いてある口コミあったけどまさにそんな感じ。昨日は 5 bar で走ってみたけど、僕の体重だと 4 bar でも良いかもしれない。
ダートは初体験でダートでのタイヤのレビューは書けないので、ダート走行の所感だけ。
こんなくらい荒れていても平気で登れる。
台風の被害の残る荒川サイクリングロードもロードじゃ走りたくない状態の箇所も大丈夫。
でもキャリパーブレーキじゃ制動力が不足してダートの下りは怖い。やっぱりディスクブレーキが欲しくなりますね。
バイクコントロールの習得のためにはMTBから入った方が良いと聞いていたけど、グラベルロードでも十分習得出来そう。
大きく荒れてるとシッティングは無理、延々とダンシングするしかなくなるが、手に荷重するとすぐに手が痛くなるしトルク変動が大きいとグリップを失うので自然と正しいダンシングが習得できそう。昨日は家の近所を走っただけだけど、お山のほうに行くのが楽しみ!!!
2020.8.11 追記
結局ダート走行は走った後のメンテが面倒で僕はハマることは無かったです。ただし、グラベルキングSK + DEFY3 の組み合わせはウェット路面のヒルクライムや自転車通勤用としても最強なことが分かりました。2200km 走って後輪のブロックパターンが減ってきたので前後ローテーションをしましたが、その時点でのレビューをこちらの記事に書いてあります。