こちらの記事で書いたように念願のウィンターシューズ(NORTHWAVE FAHRENHEIT ARCTIC 2 GTX)を廉価(\15,000)でゲットしたわけですが、こちらの記事で書いたライドでシェークダウンしたのでレビューです。
こいつは NORTHWAVE のウィンターシューズの中では二番目のグレードで-10℃対応、最高位グレードは-15℃対応です。最新リリースではワイヤー固定になっており、世代落ちのベルクロ固定なので安くなっていたようです。
まずは背景ですが、僕は極度の寒がりです。冬場にグループライドに行くと間違いなくメンバーの中で最も厚着。しかも体温調節がど下手のようで、冬は走行中に何度も脱いだり着たりを繰り返す必要があります。また、特に手先足先が寒さに弱く、グローブはイントロのステルス3Dで手の甲にカイロを直接貼り付け。
シューズカバーは以下の二種類を使い分けてますが、両方ともこれからの真冬シーズンは靴下にカイロを貼り付け必須です。
- パールイズミ プレミアムシューズカバー
- モンベル サイクルフットウォーマーロング
以前から、寒がりはウィンターシューズが最高とか、シューズカバーを何枚も買うくらいならウィンターシューズのほうが安いとか聞いていたんですが、お値段がお値段だけに踏み切れませんでした。
以下、今回購入したウィンターシューズ(NORTHWAVE FAHRENHEIT ARCTIC 2 GTX)のレビューです。
- 公称-10℃対応のくせに耐寒性は大したことない。上記のモンベルのシューズカバーと同じくらい。こちらの記事のライドでは早朝の越辺川(気温は多分3℃付近)で寒さに耐えきれずイントロステルス3Dにカイロを入れたけど、その時点でシューズにもカイロが欲しくなった。ゴアテックスなので蒸れない点は良いけど。
- 脱ぎにくく履きにくいので、シューズカバーの脱着と手間はあまり変わらない。1サイズ大きいほうが良いと言われたけど、いつものと同じ40でも少し余裕があった。厚めの靴下が履けそう。
- 重さは前述のパールイズミプレミアムシューズカバー+決戦シューズ(シマノR170)より30g重いだけで案外優秀。
- 足首がかなり強く固定されるので、これが合うかどうかがポイント。下の写真で赤丸の部分。
- 僕は幸いに?足首が硬くてほとんど足首の角度を変えずにペダリングするんですが、それでも疲れてアンクリング気味になったりガチャ踏みダンシングになるとすぐに足首が痛くなる。綺麗なペダリング養成ギプスにはなりそう(笑)。アンクリング強めの人には絶対に合わないと思う。しかもそれは走ってみないと多分分からない。
- シューズカバーと同じくらい足先の膨らみがあり、しかも硬いのでフレームが小さい人は前輪ロックにシビアな注意が必要。これも走ってみないと分からない。
- 結論としては、慣れれば多分ゆるポタやゆるクライムでは優秀、ガチ・決戦・本戦・TTの類いでは使う気にならない。攻略出来そうな僕は\15,000なら手の内が増えてOKと思ってますけど、ダメかも知れないこと考えるとリスクを覚悟して定価で買うことは考えられないです。
こちらの記事で書きましたが、決戦シューズ(シマノR170)と遜色ないタイムをヒルクライムで出せそう。本当に綺麗なペダリング養成ギプスで、よく言われる「膝から上で回す」感覚を養成できる。気に入った !!!
ただし、それは300km以上走ってやっと分かってことで万人にお勧め出来るかというとそうではないですね。3万円を超える定価で買うリスクは高いと思います。
もちろん、このレビューは僕の状況での NORTHWAVE FAHRENHEIT ARCTIC 2 GTX の評価ですので、他の方による他のウィンターシューズの評価は大きく異なっていても不思議ではありません。興味のある方は是非多くのレビューを参考にして頂けるようお願いします。