今までアクションカメラはこちらの記事に書いたように JVC の GC-XA1 を使ってきました。
最初はサイクリングでも常用したり、超広角レンズは面白い絵が撮れるのでサイクリング以外でも携行したりしてましたが、最近は全く使ってませんでした。理由は暗い場所では画質が良くないことと操作性の悪さ。
最近 SNS で噂になっていたのでご存知の方も多いでしょうが、ProBikeKit でシマノ CM-2000 が破格のお値段で売られていたのでポチッてしまいました。僕は 9000 円近くで買いましたが、7000円台になった瞬間もあったらしい。
CM-2000 は、CM-1000 や CM-1100 に比べて電池の持ちも悪くサイズも大きくて上位機種とは思えない劣化版だとか、競合機種と比べてもアドバンテージがないとか、そういう悪評価は確認したけど、このお値段を考えるとコスパ高いことは確実と思ったので。
海外通販でトラッキングなしの輸送にしたんでヒヤヒヤして待ったけど 3週間ほどで無事到着。
電池の持ちを考えると microSD は 32GB 程度でよろしいかと思い、別途購入。
右が GC-XA1 で 左が CM-2000。僕は GC-XA1 の大きさに慣れてたんで、CM-2000 はさほど大きくは感じません。重量も軽くなったんでサイズ的には及第点。
本体のボタンは下の二つの電源/スタート・ストップボタンはフルフィンガーのグローブをしたままでも押しやすいだけど、右の二つは素手でも押しにくい。Wifi や Bluetooth の ON/OFF は右の二つを何度も押す必要があってかなりストレスです。
なんじゃろ、この超多言語のマニュアルは。本体よりずっとかさばる(笑)。
日本語だけに絞ると薄々の内容なんで速攻で全部ゴミ箱へ。
同梱されているのはヘルメットマウントだけなんで、自転車にマウントするには何らかのマウンタが別途必要。
ヘルメットマウンタの一部は GoPro のアダプタと実は共通。
僕は REC-MOUNT なんで、ライトの代わりに逆付けするのがよろしかろうと。
ライトと付け替えるのが面倒だけどいい感じです。走行中に表示部が見えなくなるのが難点だけど、後述のスマホ連携機能を使えばなんとかなる。
絵的には120度の画角だとブラケットやケーブルの映り込みがなくすっきりしててよろしい。
映りこんだほうが臨場感があってお好みの方もいらっしゃるかと思いますがそこはお好みの問題かと。
フロントハブへのマウントも試してみました。
表示部が走行中に確認出来て良いんですが、絵的に常にホイールが映り込むのは私は許せんですね。
このカメラ、スマホのアプリ(SHIMANO SPORT CAMERA)が秀逸。それを使うことが前提です。
私は iPhone 7 plus なんで、それ以外の機種では違う結果になるかも知れませんが...
このリモコン画面で緑色〇で動画、黒色〇で静止画の撮影が出来ます。黄色〇はカメラの電源の ON/OFF。ポイントは電源を OFF にしてもアプリを生かしておけば再度 ON に出来ること。アプリを落としたり Bluetooth が一旦切れると電源の ON は本体のボタンからじゃないと出来なくなる。今の季節はこちらの記事に書いた疑似指紋が大活躍出来きますよ。※走行中の操作は危険なので止めましょう。
電源を切ると設定の一部が飛ぶことがあって謎。ファームやアプリのアップデートを期待したいけど、アップデートの頻度は極めて少ない(泣)。
さてさて、肝心の動画の撮影結果ですが...噂通り、Shimano camera editor は完全にゴミ。
3台の PC (Windows7/Windows10) で3種の動画を編集してみましたが、全てダメ。
よくもまあ、こんな恥ずかしい性能を公表するもんですね。
ということで、Virb Edit で編集することにしました。
前処理の切った貼ったは avidemux で。
赤枠の設定がポイントです。フィルターの ROTATE は逆付けの場合のみですね。
以下、作成した白石峠の動画です。
Virb Edit のセンサーデータ連携は CM-2000 の CSV ファイルではなく、Garmin の fit ファイルから取得しています。
ポイントは動画とセンサーデータの起点をうまく合わせることですが、やり方はいくつかのサイトで詳しく書かれていますので割愛します。GC-XA1 でも出来たんですが、起点を合わせてもその後同期がズレていって使い物にならなかった。CM-2000 はうまく行きました。
でも、そうすると CM-2000 での ANT+ センサーのデータ記録って全く意味なくって、自転車用アクションカメラである価値も皆無なんですけどね。
まあ、1万円しないトイカメラとして見ると優秀だからまあ良いか(笑)。