僕は Powercal(乳バンドタイプの心拍・パワーセンサー)を使ってます。
でも乳バンドって装着感が良くないし劣化も早く、始末悪いですよね。
僕の使用頻度だと、1年ほど使っているとこんな感じでヨレてくる。
こんな感じになるとフックも外れやすくなり、もう変え時。
そんな乳バンドの難点を一気に解決出来そうな、HEART RATE SENSOR PAD AIR for CYCLIST を見つけたので買ってみました。
要は乳バンドの代わりに電極を体にテープで貼りつけましょうっていうアイデア。
ただし、Garmin・Polar・Cateye・Sigma の心拍センサーがサポート対象で Powercal は対象外。
また、マニュアルには心拍センサーの電池の電極を逆さにして初期化せよと書かれているけど、そんな怖いこと出来ないよ。
よって、完全なサポート対象外の使い方ではあります。
上の写真の上側が本体。赤丸部分の電極に導電ジェルを貼りつけて肌に密着させ、写真下側の両面テープで固定させる構造。
ところがこの写真で分かる通り、両面テープが薄くてうまく貼り付けることが難しく、粘着度も使用に耐えないくらい弱い。
しかも、この両面テープは使い捨てで1枚100円以上する。多分導電ジェルも消耗品。これじゃセンシング出来たとしてもコスパ的に使用に耐えませんわ(泣)。
マニュアルに書かれているいくつかの貼付けパターンで測定してみたけど、パワーは一度も測定できず、心拍は測定出来ることもあるが著しく不安定。(ガックリ)。
肌に接する部分の抵抗値を測って乳バンドと比べてみました。
まずは乳バンドを計測。
乳バンドって、赤色枠の部分が電極かと思っていたけど実はそこは絶縁体で、黄色枠の部分が電極なんですね。思っていたより電極間が離れていて電極のサイズが大きい。
絶縁箇所。
電極の中心側は 128.4Ω。
電極の末端部分は 272.1Ω
お次は HEART RATE SENSOR PAD AIR。
参考値でしかありませんが、ジェルなしで電極直接は 6Ω。
ジェル越しだと 800KΩ。乳バンドの1000倍以上の抵抗値。しかもプローブの押し当て方で大きく抵抗値が変わります。そりゃあ不安定でしょう。
ATLAS の心拍センサーでもやってみました。こちらもサポート対象外ですが。初期化の手順はマニュアル通りに実行。
でもやっぱり心拍検出は不安定。ダメ元でジェルを剥がして露出した電極に水を塗って直接肌に押し当てて見ましたが、これも不安定。
結論 : 地雷だったみたい(泣)、やっぱ乳バンドに慣れるしかないようです。