知り合いで楕円チェーンリングにトライする方が増えて気になってたんで試してみました。
信頼するお店のマスターに相談したら、アブソリュートブラックが加工精度が高くて変速ミスが少なくて良いとのこと。アブソリュートブラックはアウターとインナー別売だし、インナーだけなら試しに買っても良いお値段なので、エィっと買ってしまいました。
暗くて分かりにくくてすみませんが、赤丸のところにノッチがあってここにクランクが来るよう組み付けます。黄丸のボルト穴はボルトの頭用の凹みがあるほうがフレーム側。
まずは TL-FC16 でクランクシャフトの蓋を外します。大したトルクじゃないので工具はいりません。
次に左側クランクを固定しているボルトを外します。
完全にボルトを抜いてから脱落防止用のスリットを外します。
あとはズボッとクランクを抜くだけ。固かったらプラハン等で軽く叩くといいようです。
なかなか普段は手が入らない場所だしいい機会なんでアチコチ清掃。BB の回りは軽くてまだ大丈夫そう。各所のグリスアップもしときます。
さてさて、チェーンリングを外そうとして気付いたんですが、トルクス(T-30)なんですね。
L型のトルクスレンチは持ってたけど外すのに結構な力が必要でした。調べたら規定トルクは12-14Nmとのこと。手持ちのトルクスレンチは短かすぎて規定トルクで締め付ける自信ないのでトルクレンチにつけられるビットを買いに走りました。
クランク左側のボルトも規定トルクは12-14Nm。これも通常のヘキサレンチの感覚からするとかなり強めなのでトルクレンチで締めこみました。
さてさて、本題の楕円チェーンリングのレビューをば。
今日はシェイクダウンで僕のホームコースの白石峠に自走で行きました。平坦 120km、ヒルクライム 6km、獲得標高合計 1100m くらいなんで初回としては十分でしょう。
- 平坦路
なんだか脚を持ち上げる力がいらなくてケイデンスが勝手に上がる。いつもは 95rpm 程度で回すけど、楕円リングは105rpmを楽々と維持出来る。おおー調子いいじゃんコレ。でも心拍とパワーが上がってる程はスピードが乗らない感じもする。50km くらい走ってから突然変調に気づく。えっ太腿終わっちゃってる。要は脚を持ち上げる力が少なくて済む分、踏むペダリングになってしまっている。脚裏の筋肉が使えていない様子。 - ヒルクライム
平坦路よりもっとダメダメ。やはり脚裏の筋肉が使えない。ダンシングは明らかにガチャ踏み。何より登るのが全く楽しくない。白石峠1本で登る気失せた。
帰路は非楕円のアウターだけで帰ったけど、ちゃんとパワーがスピードに反映されて生き返った感じ。
お知り合い各氏から、楕円はトルクがある人には向いてるけど僕みたいにケイデンスで稼ぐタイプには向いてないと言われ、オークションサイト出品を決意(泣)。
帰りに購入したお店のマスターに報告したら「1回乗ったくらいじゃ分からない。ペダリングを変えなきゃだから、遅い人は3ケ月くらいかかる。」と言われてショック。大いに心が揺らぐ。3ケ月かかってやっぱり合わないなんて分かったらどうしよう...
結論がまだ無くってすみません、また続報します。
2017.11.13 追記
この記事を書いた後、惨憺たる白石の結果をチェックして愕然。46:56、多分今までで最悪。それなりのパワーは出てるのに、調子いい時は平均85rpmくらいのケイデンスが63rpm。めちゃくちゃ効率悪いってことです。もし楕円リングが合っている可能性があるとしても、こんな状況で峠登るなんて僕にとってはあり得ない。即非楕円に戻しました(弱!)
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楕円チェーリングを装着され、もう外しちゃっったんですか...早い。
私は、ヒルクライム時しか楕円のインナーを使用していませんが、真円同様丁寧に回すイメージで回していますよ。
斜度がきつくなると最上下点の通過に違和感がなくなり真円と同じ感じになりませんでした?
ケイデンス85rpmが63rpmって落ちすぎですね。
リアを一枚落としてケイデンスあげるとかできなかったのでしょうか。ローなら無理ですが。。
にしてもアブソリュートってリーズナブルですね。