知り合いの方がSPPEDPLAY(スピードプレイ)ペダルを貸して頂けるというので、またとない機会なので有り難くお借りました。
スピードプレイの中でもライトアクションという初心者モデルのもの。ZERO と言うやつとクリートは見た目そっくりですが、なぜか互換性はないそうです。バネがペダル側ではなくクリート側についているので「ライトアクション」はクリート側の役割なのかもですね。
車体と色が全然合ってないんですけど、文句言っちゃもったいないですから我慢我慢。ちなみにペダルもクリートも左右の指定がありますので注意です。
まずはいっぱいついてくるスペーサーの存在に面食らいます。SPD や SPD-SL はそんなもの無かった。シューズメーカーによって違う ? 靴ごとに違う ? 私のシューズはシマノR-170なんですが、ググっても情報出てこない。
要は、上の写真のようにスペーサー取り付けた後で、
写真が分かりにくくてすみませんが、赤く囲った部分の水平が出るようなスペーサーを選べば良いということのよう。
リングばねと金属フレームを取り付けてクリートを完成させて、
再度金属フレームの水平が出ているかチェックします。無理がかかって金属フレームが曲がると再生不能になったり、クリートがハマらなくなることもあるらしいので注意です。
借り物だしクリートカバーをつけて走行しようと思い購入。金属フレームを締め込むプラスネジが脱落しやすいらしく、クリートカバーはその予防になるそう。SPD-SL のリリートカバーと違ってカバーしたまま走行できる優れものです。
Amazon で一番安かったものを買ったせいか、160kmくらい走っただけで既にボロボロです。
ちょっと高くなりますが耐久性up したカバーが販売されているので、ちゃんと運用するつもりならそちらのほうが良さそうです。
さて、本題のレビューを。
(1) ペダルの脱着
確かに SPD-SL と違ってペダルの面を上向きにして嵌める位置を探したりする面倒がなく、「ペダルがクリートに嵌まりに来てくれる」感じなので、気が楽です。外すのも簡単なので立ちごけ率は確実に下がりそう。激坂で途中出発の状況なんかもこちらのほうが断然に楽です。
(2) 走行感
聞いていた通り、SPD-SL のような拘束感がなく、シューズがウニュウニュと動きます。可動範囲は SPD のシングルアクションより大きい感じ。かといって力が逃げる感じはなく、SPD よりもダイレクト感はあります。SPD-SL より筋肉や腱のダメージが少ないことは確実そうですが、ヒルクライムで頑張りたい時に「ウニュ」ってされるとヘコみます。安定したペダリングをマスターした人が楽に走りたい時には適なのかもしれません。
私が一番気になったのはスペーサーの分ペダルの軸から足裏までが遠くなること。「ウニュウニュ」感よりもこちらのほうが違和感が大きい。どちら道専用シューズ買うハメになるんだろうなと思うと勿体無くて、まだ特に不満のないSPD-SLで行くことにしました。