2016年03月13日

西葛西でリアル南インド料理屋さんを発見

数年に一度しか花粉症にはならないんですが、数日前から鼻水が垂れてこりゃスイッチ入ったかなって状況に。さらには昨日は熱まで出て一日寝込んでしまいました。結果的には花粉症と風邪のダブルパンチだったようで、一晩寝て熱は下がったものの今日は無理は禁物って感じだったので、西葛西まで本物のインド料理屋さん探索のポタリングに出かけました。
こちらの記事に書いたように、葛西付近に多くあるインド料理屋さんの中には正直言って日本人に迎合したイマイチなお店も多くあります。でも、折角遠くからあそこまで行くのならリアルインドを味わいたい !

[ここから自称インド料理評論家モッパーのうんちく講座]
  • 背景
    僕は学生時代にインドを一ケ月程放浪しました。もう30年ほど前ですけどね。なのでインド料理に関してはうるさいです。
  • ナンについて
    なぜか日本では本格インド料理=ナンだと思われているふしがありますが、ナンはインドの一般家庭では食べません。ナンを作るタンドールオーブンは一般家庭には無いから。高級レストランで出てくるナンもあんなにバカデカくなくてサドルみたいな形してなくって円形です。あんな変なナンは日本でしか見たことない。こちらのサイトが正しい情報を伝えてる。主食としてはチャパティーが最も一般的。ライスはバスマティライス(長粒米)。最上級のバスマティライスは日本で買うとコシヒカリなんぞよりもっと高価だし、チャパティーは日本人にとっては素朴過ぎて日本のインド料理屋のランチではまず出てきません。
  • 北インド料理と南インド料理と日本人迎合カレー
    まず理解すべきはインド料理には出汁の文化がありません。この時点で日本料理とは概念が全く違うんです。素材とスパイスと塩味だけで勝負する料理。
    次に北インド料理と南インド料理はかなり違います。
    北インドは牛由来の油脂が使われていることが多く、ドロッとしたものが多い。バターチキンとかサグバニール(ほうれん草とチーズ)なんてのが代表的。で、問題なのは日本国内でボコボコ出来ているインド料理屋さんは北インドとかネパールっぽくて化学調味料を足して日本人好みにしたものが多いこと。まあ、それはそれで良いとは思うんですが、自称インド料理評論家の私には許せないところです。
    南インド料理はココナッツを油脂として使うことが多く、北インドよりもサラっとしていて野菜や魚を素材としてあまり煮込まず淡泊でヘルシーな料理が多い。僕は南インド料理のほうが日本人に合ってると思うんですけどね。
  • 辛さの調整
    日本人に迎合したインド料理屋さんは辛さレベルの調整が出来るところがありますが、あれは邪道。高級和食で「辛くしてよ」って言ったりとか七味バカスカ振りかけたりする人いますか ? それと同じです。一般的に野菜系は淡泊、肉系は塩辛くスパイシーで、それはそのまま味わうのが筋です。
    私はどうかって ? 辛い物好きなんで出来るなら必ず調整させて頂きます(笑)。
[自称インド料理評論家モッパーのうんちく講座終わり(笑)]

前口上はともかく、やっと見つけました。西葛西の本物南インド料理屋、アムダスラビーさん。
土日はビュッフェですが、ビュッフェとは思えないほど全てのお料理が高レベルです。有明のニルヴァナムとか八重洲のエリックサウスに伍するレベル。
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あまりに現地に近すぎて、食べれないホールスパイスやハーブはより分ける必要があるとか、魚は鱗や骨も存分に含んだまま調理されているとか、普通の日本人はびっくりするかも知れません。
惜しむらくはビュッフェのライスが日本米でベチャっとしていて美味しくないこと。バスマティライスかビリヤニがあったら最高なんだけど。でも Parotta が美味しいので許す。

このあたりは歩道に駐輪すると盗難が怖い感じがありますが、こちらは地下のお店の前に2-3台は駐輪スペースがあって安心できます。
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ご近所に二軒ほど、本格派っぽいお店を見つけました。今後の課題ということで。
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