以前、シマノのホイール WH-6700 のスポーク折れで WH-6800 への交換に至った記事を書きましたが、それから 2000km くらいしか走ってないのに、WH-6800 も受難しちゃいました。
受難というより単に不注意なのですが、細いワイヤー錠をフレームとリアホイールにかけたままで走りだしてしまい、ワイヤー錠をハプに巻きつけてしまいました。
防水キャップが変形し、軸にガタが出ています。ハブにも少し傷が(泣)。
とりあえず分解しちゃえということで、5mmアーレンキー二本でボルト回そうとしましたが、後から考えると赤丸のような短いものでは絶対無理でした。
スポークにもダメージがあることを発見し、WH-6700 が被った災難と同じことになりそうなことが確実そう。素人には手に負えないと判断して、お店に入院させました。ハブが逝っていると、多分ホイール買い直しになるので心配...(泣)
ついでなので WH-6800 フロントのグリスアップと玉押しにトライ。
以下、こちらの記事のような、WH-6700 等のハブスパナで玉押しするタイプを経験した方を対象とする記述です。
長めの5mmアーレンキー2本で反時計回りに回します。買った状態だと、かなりのトルクで締め付けられてるので、かなりの力が必要。でもこれ、締め付けすぎじゃね ?
緩むボルトの側はこんなワッシャが入っているので、無くさないように注意。
防水キャップは精密ドライバ等で簡単に外せます。
赤丸の黒いパーツが玉押し時の重要なポイントになります。玉押しをした後、このパーツで固定します。文章で書くのは難しいですが、ハブスパナだと相応しい位置を見つけても最終的な締め込み時にズレたりしないようなテクニックが必要になりますが、それが必要なく全て手作業で出来ることが WH-6800 のデジタルラチェット方式のメリット。デジタルにカチカチ合わせる感じは全くなく、手作業でアナログ的にやるっていうこと。
黒いパーツは手で抜けます。その後玉押しが現れますが、こいつも手で回して外せる。
組付け時は玉押しを手で回して最適なトルクを探します。最初は戸惑いますが、何度か仮組みしてゴリゴリ感がないかとか、軸の遊びがないかとか、ホイールがスムーズに回るかとか、そのへんの感覚はハブスパナと同じ。ただし、手作業で出来るのでずっと効率的。
反対側からシャフトが抜けますが、このあたりからは玉押し経験ある人ならお馴染みの作業です。
シールドは精密ドライバ等で外します。
WH-6700 と違い、ベアリングはガイドに入っていてボールがボロボロと落ちません。デフォルトだとかなりグリスが少なめなので、ボールやコーンにたっぷりデュラグリス塗りつけて組み上げました。
すんません、この後の組み上げ手順は手がグリスだらけになったので写真撮れてません。
でも、ボーナス時期だし…クリスマスも近いし…いざという時は…。
なんてね。
私はその失敗をやった事はないですが、クリートカバー付けたまま乗ってしまい、ハマらない! ってのは良くあります。
6700に比べて調整がとても楽そうですね。ベアリングガイドも良いなぁ。
見ていたら、グリスアップしたくなってきた。
これほど酷いのは初めてですが、ワイヤー錠つけたまま走り出すのは何度かやってるんです。ママチャリじゃやったこと無いのになんでだろ。
6700 に比べるとハブは良くなったなーと実感出来ました。乗ると違いは全く分かりませんけどね。