荒川サイクリングロードや上尾サイクリングロード至近に廃村跡があるのをご存知でしょうか ? さいたま市桜区塚本の廃村と川越市古谷上字握津の廃村を訪問してきましたのでレポートします。
- さいたま市桜区塚本の廃村
秋ヶ瀬北のドライビングスクールあたりの竹やぶ、なんかあるぞって感じですよね。あの竹やぶの裏には廃村があります。google map だとこのあたりです。
下の写真は上流に向かって竹やぶの手前、野球場の未舗装の駐車場を右に入ります。
未舗装の距離は数十メートルもありません。北に向かう細い舗装路が見つかります。
ここからがトワイライトゾーンの始まりです。といっても廃屋があるわけでもなく廃墟ファンの方々の対象となるようなところではありません。ああ、人が住まなくなった集落ってわずか十年くらいでこんな感じになっちゃうんだね...っていう淡い感慨と、集落の方々が今でも持つ土地への強い愛着心を感じることが出来る場所です。
鳥居です。この先には神社があるのかな ? 今でも集落の方々が頻繁に訪れて田畑やこのような大事な遺物をメンテナンスされているようです。
素晴らしい樹勢を誇るマキの木です。荒川サイクリングロードを走っていてもその存在は分かりません。もっと広報すれば良いに。 - 川越市古谷上字握津の廃村
上江橋から上尾サイクリングロードに入って開平橋までの途中です。google map だとこのあたりです。
下の写真は上流に向かって右手に処理施設の煙突が見えるところ。左に堤防を降ります。
こちらも田畑は十分にメンテナンスされています。
こちらは、さいたま市桜区塚本の廃村に比べて住居跡の敷地が今でもはっきり分かるだけに、より物悲しい。
唯一残存する建物の公民館 ?
古びた馬頭観音。
左手には「西川越」と書かれている。なんか埼玉ってこういう歴史遺産に無頓着だな...もっとちゃんと保存すべきだと思う。
2016.2.13 追記
こちらの記事に荒川サイクリングロード近辺の廃村についての座学的詳細を書きましたので是非ご参照下さい。
巨木、古木好きの私としては薬師堂のマキが気になります。
こういう場所を探しながら自転車に乗るのも良いですね。
まわりから見てもその存在が全く分からないので、ほとんど知られていないだろうと思います。薬師堂のマキ、サイクリングロードからすぐですから、お気軽に立ち寄れる穴場としてお勧めです。